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気づき、伝え、守る。命をつなぐ安全管理。

M.I
安全管理部 安全管理グループ
2016年 新卒入社

現在の業務内容と入社後に経験された業務内容を教えてください。

市販後の安全管理業務を約9年間担当しています。副作用等の安全性情報に関する収集・評価・報告、注意事項等情報改訂時の医療機関への情報提供、使用成績調査の計画・実施・報告、MRや新しく配属されたメンバーへの教育訓練などを幅広く経験してきました。 これまでの担当業務で最も印象に残っていることは、承認条件対応として実施した抗ウイルス薬の使用成績調査・感受性試験です。抗ウイルス薬の本件に類似した試験・調査の経験が沢井製薬としてなく、初の調査であったため、困難を伴うものでした。しかし、問題点の絞り込み、解決策の検討、試験・調査の実施を対象のウイルスに造詣の深い医師および委託検査会社の協力を得て実行し、さらに営業本部との連携を推し進めることにより、無事に完遂させることができました。

現在の仕事のやりがい、面白さを教えてください。

生命関連製品を扱う製薬企業は、国から守らなければならない法令が多く課せられています。安全管理部は市販後の安全性に関する法令を守ることで会社を支えています。それと同時に、経験豊富かつ高度な専門知識を持つ社内外の方々と連携しながら必要な安全対策を講じることで、患者さんの安全面に貢献できる仕事でもあります。 また、会社の新規事業への挑戦や既存の法規制に新たな要件の追加があると、チームで意見を交わし、必要な法規制に対応した業務フローの作成や改訂を行う必要があります。そうした課題をクリアするための知見を獲得していくことで、より広い視野で業務に取り組むことができるようになり、少しずつ担当できる業務が増えていく点に面白さを感じています。

あなたの職種では、どのような経験やスキル、マインドが求められますか?

担当する業務の幅が広いため、複数の仕事を同時並行で進められるタイムマネジメントのスキルが必要です。特に行政機関への副作用報告は、報告期限が法律によって定められています。自分の抱えている「ルーティンの仕事」と「日々突発的に発生する仕事」の中で優先順位をよく考え、柔軟に対応する必要があります。また、一つ一つの仕事をスムーズに進めるためには、事前に関係者への調整を済ませておくことが重要なので、チーム内外へのコミュニケーションを臆することなく取ることができる積極性も求められます。 沢井製薬では、そういったスキルを習得するためのサポート環境(会社から費用が援助される外部研修等)が充実しており、外部研修では普段は関わらない受講者との交流によって、新たな発見から刺激を受けることも多いです。

あなたが沢井製薬へ入社を決めた理由を教えてください。

沢井製薬の魅力は、ジェネリック医薬品の供給を通じて、国の医療費を年間約3,000億円削減する社会インフラとしての役割を担い、患者さんや社会に貢献している会社であることだと思います。この会社の安全管理業務を通じて、幅広い病気の方に貢献するやりがいを感じながら仕事をしたいと思い、入社を決めました。内定後も、先輩社員が業務紹介の場を設けてくださったことで安心して入社することができましたが、今でも困った時にすぐに相談することができる先輩社員や、プロジェクトで協力支援を仰ぐと積極的に協力してくれる温かい人柄の社員がとても多いため、恵まれた職場であると感じています。

就職活動の際に検討していた業界、着目していたポイント、会社選びの軸を教えてください。

学生時代、人々の健康に関わる仕事がしたいと思い、就職活動を行っていたところ、製薬企業で市販後の安全管理業務という職種があることを知りました。6年制薬学部だったため、薬剤師として医療機関への就職も選択肢ではありましたが、より多くの患者さんの健康に広く貢献できるのではないかと考え、製薬企業を選びました。安全管理業務は、就職活動を開始するまでは聞いたこともない職種でしたが、大学で学んできた薬学系の知識を活かすことができ、副作用のリスクを最小限にするための活動等を通じて、患者さんに安心・安全を届けられるポジションとして魅力に感じました。当時、安全管理業務の担当者を募集していた製薬企業の中でも、沢井製薬はジェネリック医薬品メーカーとして豊富な製品ラインナップがあり、業務を通じて幅広い知識や経験が得られると思いました。

就職活動の時にやっておいてよかったこと(もしくは、やっておいたらよかったなと思ったこと)を教えてください。

就職した現在でも、限られた時間の中で相手に必要な情報を確実に伝えなければばらない場面というのは多々あります。そのためには、事前に「相手に伝えるべきことは何なのか」を洗い出しておき、どうすればそれが相手に伝わるのか、自分の中でまとめておくことが大切です。
面接は数多くいる学生の中の一人であることから、いかに端的に質問に対する答えを述べることができるか、「学生時代に頑張ったこと」「挫折経験」などの基本的な問いに対して、事前準備がしっかりできているかが問われます。自分の場合、その詰めが甘くて失敗してしまったことがあるため、自分が面接官の立場だったらどういう答えをすれば良い印象につながるか、という観点も交えながら、面接でいいパフォーマンスが出せるようにしっかり事前の準備を突き詰めていくことが必要であると思います。

今後の目標、キャリアプランを教えてください。

抗ウイルス薬の試験対応は社内での前例がなく、ハードルが高いものでした。しかしながら、それに挑戦して課題を解決できたときは、大きな達成感とやりがいを感じることができました。昨年から高度な安全管理が求められる品目を担当しておりますが、今後も新製品・新規事業に会社全体で取り組む中で、相応の安全管理の実施が求められます。それぞれの対応について、臆することなく緻密な情報収集・計画の立案・関係各所との調整・漏れのない実施にあたり、製造販売業の許可要件であるGVP(Good Vigilance Practice、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品の製造販売後安全管理の基準)の遵守を維持し、無事に製品を患者さんに届けることに貢献していきたいと思います。

ある1日のスケジュール

  • 8:20 出社

    PC立ち上げ。業界紙、スケジュール、メール等のチェックを行います。

  • 9:00 打ち合わせ

    チームで進捗状況の共有、問題が起きていないかの確認、改善策の検討等を行います。

  • 10:00 症例評価、副作用調査対応

  • 13:00 打ち合わせ

    実施する安全対策の検討を行います。

  • 15:00 当局への報告資料作成~報告

  • 16:00 打ち合わせ

    進行中のプロジェクトについて関係者と摺り合わせを行います。

  • 17:30 各種打合せ資料の作成、社内外の協力先との調整

  • 18:30 退社

最後に、業務の年間スケジュールで繁忙期の時期などあれば、時期と理由を教えてください。

四半期ごとで決まって忙しさに変動が起こる時期というものはありません。システムの導入や使用成績調査の開始・集計解析・情報提供資料の作成、マニュアル作成、OJTなどの業務が重なった場合は忙しくなります。

※こちらの掲載情報は2025年3月末の情報です。

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