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データの先にある、最適解を探して。

N.Y
製剤研究部 製剤Ⅳグループ
2018年 新卒入社

現在の業務内容と入社後に経験された業務内容を教えてください。

現在の主な業務は次の4つです。
①開発品目の製剤処方・製造方法の設計(臨床試験および各種品質試験に適合するための製剤設計)
②開発品目の治験薬製造(①で設計した製剤におけるGMP製造)
③承認申請書類作成(臨床試験および各種品質試験に適合した製剤の承認を得るための対応)
④工場への技術移管(③と並行して実施する、生産スケールアップに伴う対応)
その他にも既存品トラブルの原因究明、特許出願、論文投稿、学会発表および新規製剤技術開発を経験してきました。

現在の仕事のやりがい、面白さを教えてください。

1つ目は、沢井製薬は国内トップレベルで開発品目数を有しており、その開発を若手から主体的に取り組むことができるという点です。有効成分によって製剤設計のアプローチは様々です。よって、開発品目数が多いことは幅広い製剤設計に携われることに直結しますので、それを仕事にできることは非常に面白いです。
2つ目は、研究開発における高い自由度です。個々の研究者が、自ら課題を見つけ、解決策を提案するという自発的な研究で進める必要があり、自分のアイデアを形にすることができる環境が整っています。また、必要に応じて、これまで膨大な開発品目数を上市してきた百戦錬磨の先輩方がバックアップしてくれることも、自由度高く研究が進められる要因の一つだと思います。

あなたの職種では、どのような経験やスキル、マインドが求められますか?

どのような研究職においても同様のことが言えると思いますが、データを見てそれを深く考え続けられる人、また、それを面白いと感じられる人だと思います。大学研究のバックグラウンドが重要ということではなく、科学的思考を持っている人が求められます。
また医薬品開発をするうえ、様々なトラブルに直面します。そのトラブルに対して、より良い医薬品とするためのアプローチの計画・立案力、それを実行するための推進力が求められていると思います。そのアプローチは、過去の成功体験の知識のみでは解決できないことも少なくありません。最先端の科学的知識を自ら収集し、これまでのやり方に付加価値を付けて進められる能力が重要だと思います。

あなたが沢井製薬へ入社を決めた理由を教えてください。

学生時代から固形製剤研究を仕事にしたいと考えていました。沢井製薬は、日本中の低分子化合物が集まる会社であり、自分が仕事としてやりたいことができると考えたからです。実際に入社前に思い描いていたように、多くの開発品目を担当し、製剤研究能力を育むことができました。
また、海外とのプロジェクトにも携わりたいと考えていました。就職活動時に海外との関わり合いができる機会があると聞いて入社を決心しました。

就職活動の際に検討していた業界、着目していたポイント、会社選びの軸を教えてください。

大学では固形製剤の粒子設計をテーマとして研究をしていました。その研究がとても楽しく、将来はこれを仕事にしたいと考えていました。よって、医薬品業界を第一候補として、どれくらい製剤設計できる化合物があるか、その研究を若年層から主体的に進められるかを軸として会社を選びました。新薬メーカーも候補にありましたが、昨今のモダリティの変化から低分子化合物の製剤設計ができる場が少なくなってきていると聞きました。そこで、扱える低分子化合物数という観点から、最終的にはジェネリック業界を選択しました。

就職活動の時にやっておいてよかったこと(もしくは、やっておいたらよかったなと思ったこと)を教えてください。

大学研究にプライドと熱意を持ち、自身の研究テーマに関しては同世代の誰よりも精通した人になろうとしていました。その結果、研究者として最も重要な科学的思考を育めたのだと考えています。また、将来何をやりたいのかを何度も自問自答し、言語化できるようにして、就職活動時にはアピールし続けました。これらを実行できたからかは定かではありませんが、現職は当時思い描いていたような仕事ができています。一方で、学生時代に英語を扱えるようになっていればよかったと思います。海外研究者と交流する機会もありますので、英語でコミュニケーションができる重要性は今でも痛感しています。

今後の目標、キャリアプランを教えてください。

今後も製剤研究を生業としていきたいです。そのうえ、他部署や生産現場の勉強もしていきたいと考えています。また、海外研究者とも渡り合えるようにスキルを磨いていきたいです。最終的には、社内のみならず製剤分野を盛り上げていける研究者の一人となることができれば、この上ない喜びです。

ある1日のスケジュール

  • 8:40 出社

    メールをチェック。実験の準備。

  • 9:00 試作検討

    より良い医薬品を目指し、日々進歩できるような実験を心がけています。

  • 12:00 昼食

  • 13:00 試作検討の続き

    試作品の評価。

  • 16:00 データ整理

    上長へのデータ報告。

  • 18:00 退社

最後に、業務の年間スケジュールで繁忙期の時期などあれば、時期と理由を教えてください。

毎年決まった時期に忙しくなるということはありません。
担当品目の開発ステージに依存しますので、繁忙期は不定期です。

※こちらの掲載情報は2025年3月末の情報です。

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